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睡眠時無呼吸症候群の検査・治療ができます

 睡眠時無呼吸症候群をテーマとしたテレビ番組を最近よく見かけるようになりました。今注目されている病気であり、わかりやすく紹介したいと思います。
         
 睡眠時無呼吸症候群とは、眠っている間に呼吸が止まる病気です。寝ている間の無呼吸に私たちはなかなか気づくことができないため、検査・治療を受けていない患者さんが日本には300万人以上いるとも言われています。「いびきがひどい」「呼吸がとまっている」などと御家族に言われたり、日中の眠気や頭痛、疲労感、倦怠感、夜間頻尿などの症状はありませんか?
                  
 睡眠時無呼吸症候群の人は、日中の眠気のため健康な人の約7倍交通事故の発生率が高いと言われています。また高血圧や脳卒中・心臓病などの発症リスクが高まり、重症の場合高血圧は約2倍、脳卒中は約3倍、心臓病は約3~4倍、糖尿病は約1.7倍なりやすいという報告があります。すべての病気にいえることですが、早期発見・早期治療が大切です。そのためにきちんとした検査をすることが必要で、原因は何か?どれくらい重症か?をきちんと調べ、治療につなげることが大切となります。
         
【検査】
 睡眠時無呼吸症候群の検査として、簡易睡眠検査(簡易PSG:Polysomnography)を行います。手首、指、胸にセンサーを一晩装着するだけの簡単な検査で、御自宅で検査ができます。酸素飽和度、いびき、脈拍などから、睡眠中に何回無呼吸が起こっているのかを調べます。検査料は3割負担の場合は2,700 円、2割負担で1,800円、1割負担で900 円です。簡易検査の結果、精密検査が必要な場合はFull-PSG検査を1泊入院して行います。
       
【治療】
 診断がつけば適切な治療法を選択します。治療はCPAP療法、マウスピース、外科手術、生活習慣改善などがあります。CPAP療法は現在最も有効とされている治療で、寝るときにマスクを装着し一定の風圧の空気を送ることで気道を広げ、無呼吸が起きないよう予防する治療法です。
         
 このような検査と治療を当院で行っています。きちんと診断し治療を行うことで睡眠時無呼吸が招く症状を改善し、合併症である高血圧や脳卒中・心臓病などの病気を予防できます。気になる方は、当院内科または耳鼻咽喉科に御相談ください健診時に簡易PSG検査を希望される方は、健診受付までお申し出ください。また、CPAP治療の御相談も受け付けております。
        
睡眠時無呼吸症候群(SAS)治療支援チーム
          

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