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令和6年度 看護学生の実習について

 山口県鴻城高等学校衛生看護専攻科の老年期看護実習を5月から10月にかけて受け入れ、4グループ計16名の学生が実習に来られました。実習を快く受け入れてくださった患者さんとその御家族の皆様には、改めて感謝申し上げます。
 実習では、受け持ち患者さんとのコミュニケーション、バイタルサイン測定の実施や処置の見学、リハビリテーションの見学や実施、食事・排泄・入浴などの日常生活の援助などを経験しました。学生の皆さんは看護過程を限られた期間内で修了しなければなりません。そのため、学生の中には、どうしたらいいのか分からずに悩み、時には涙がこぼれた事もありました。そのような時、一緒に悩み、考えることで、学生からは、「実習が楽しいです」との言葉もあり、指導する側としても嬉しく思いました。
 実習を通して、私たち指導する側も学ぶ姿勢や、学生の立場に寄り添うことを大切にしてきました。一緒に悩み、考えることで、学生の皆さんは、受け持ち患者さんに深い関心を持ち、看護への理解を深めることができたと思います。
 学生の皆さんはまだ理想の看護師像が抽象的だと思います。実習での経験を通して、自身の看護観が少しでも明確になっていると嬉しいです。
         

            

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