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看護部長挨拶

新・看護部長挨拶

 4月1日付けで看護部長を拝命いたしました。前清水看護部長は、優秀な人材を育て看護の質を向上させることを自らの使命として、尽力されました。私は前看護部長の思いを引き継ぎ、優秀な人材を増やし看護の質を向上させることを目標としたいと思います。
美祢市立病院看護部は、半数が看護師経験15年以上のベテラン看護師です。各自が積極的に院内外の研修に参加し、スキルアップをしています。今年度は新人看護師3名と介護福祉士1名が新しく仲間に加わりました。5分野6人の認定看護師も在籍しており、今年度新たに2名が、「認知症看護」「皮膚・排泄ケア」の認定看護師教育課程を受講します。看護の質を向上させ、働きやすい職場にすることで、看護部の理念「市民に信頼され、安全で安心な思いやりのある看護を提供します」を目指したいと思います。
さて、今から9年後の2025年には、3人に1人が65歳以上、5人に1人が75歳以上となり、私達が今までに経験したことのない超高齢化社会を迎えます。地方では人口の減少により、存続が難しくなる自治体も増えるとの推計もあります。人口構造が変われば必要とされる医療や看護も変化し、病院と地域の保健医療福祉関連の組織との連携が重要となってきます。病状により医療ニーズが高くても、最短の入院期間となり、高齢者が住み慣れた地域で安心して生活できるように調整するためには、入院時から退院後の生活を見据えた援助が必要であり、看護師の果たす役割は大きいと考えます。また保健師助産師看護師法の一部改正により、平成27年10月より「特定行為に関する看護師の研修制度」が始まりました。特定行為とは「診療の補助であって、看護師が手順書により行なう場合には、実践的な理解力、思考力及び判断力並びに高度かつ専門的な知識及び技能が特に必要なもの」(保健師助産師看護師法第37条の2)であり、特定行為を手順書により行なう看護師は、定められた研修を受講することが必要です。現在当院でも1名受講中です。研修終了後は、看護を基盤に、患者さんの状態に合わせた質の高い医療・看護を効率的に行い、より患者さん中心の看護が提供出来ると考えます。

 

看護部長  建石 弘子

 

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