外科
現在当院外科では、とくに外傷を中心とした急患対応を重点的に担っております。交通外傷をはじめ、地域の特性上多くみられる農作業中のケガ、動物咬傷、刺傷など、自然との関わりの中で発生する各種の外傷等に、できるだけ迅速に対応できるよう、小回りの利く外科診療を心がけております。
以前は、全身麻酔による各種消化器がんや乳がん、ヘルニアや肛門疾患などの手術を積極的に手がけていた時期もございましたが、諸般の事情により以前と同じような体制保持が困難となりました。しかしながら、地域医療における外科の役割は決して小さくはなっておらず、常勤医師数の減少や、開業医を含めてこの地域に外科系常勤医師が他にいないなどの地域の事情も相まって、当院外科の担うべき責務は、いまだ大変重いものであると認識しております。また、外科疾患のみならず非常勤医師不在時には、骨折や脱臼等の整形外科的疾患や、熱傷、アレルギー、帯状疱疹その他の皮膚科疾患に対する初期対応も行います。緊急時には、必要に応じて美祢市立病院との連携により、応援を要請することも可能です。
これからも各専門領域の隙間を埋める緻密な対応ができるような外科診療をめざしてまいります。