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病院事業局の紹介
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病院事業管理者ごあいさつ

 過去、12年の長きに亘り、美祢市民が安心して生活できる基盤としての医療体制の充実を図るため、ご尽力されてこられました髙橋睦夫美祢市病院事業管理者のご退任を受けて、令和6年4月1日からその任を引き継ぐことになりました清水良一と申します。

 山口大学医学部附属病院消化器・腫瘍外科学講座(第2外科)で研鑽を積み、外科指導医の資格を得たのち、厚生連小郡第一総合病院外科(部長職)に長らく勤務しました。その後、徳山中央病院外科(診療部長)、小野田赤十字病院(院長)、介護老人保健施設 山口幸楽苑(苑長)に勤務し、急性期医療、慢性期医療、介護支援に関するキャリアを積んで参りました。

 
  山口大学医学部附属病院勤務時代には、美祢市立病院での外科手術のメンバーとして幾度となく参加させていただきました。少なからず、当地にご縁があったものと懐かしく思っております。さて、美祢市の令和6年2月1日時点での推計人口は21,229人となっていますが、直近のデータでは入院が必要となった美祢市民の内、美祢市立病院と美祢市立美東病院の市立2病院への入院率は45%に留まっています。実に55%の方が市外の病院への入院を選択されている現状があります。将来的には、がん治療、脳・心血管系の発作等で大規模急性期病院での入院治療が必要な場合を除いて、可及的に居住地域内の市立2病院で必要な医療を賄える医療体制を整えることが、美祢市病院事業局に課せられた使命と心得ております。

 美祢市ではパブリックコメントの実施により策定した「美祢市病院経営強化プラン」を令和6年3月27日に公表したところです。浮き彫りになった市立2病院の課題『①地域に密着した病院として十分には活用されていない。②医師及び看護師が十分に確保できていない。③施設・設備が老朽化している。④市立病院の経営に必要な内部留保資金が不足している。』の4項目の内、①、③、④の課題克服に繋げるためにも、②の医師及び看護師の十分な確保が最優先事項と考えています。

 市立2病院の健全な医療体制をより充実させることは、「美祢市介護老人保健施設グリーンヒル美祢」ならびに「美祢市訪問看護ステーション」との連携強化に繋がり、美祢市内の各診療所とのより一層の相互交流・連携の好循環も期待できます。

 美祢市病院事業局では市民の皆様の健康維持・増進ならびに介護支援等に資する適切な環境づくりに全力で臨む覚悟ですので、今後とも末永く応援していただきますことを心より願っております。
     
     
美祢市病院事業管理者 清水 良一
    
       
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