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院長ご挨拶

美祢市立美東病院長   村上 不二夫
美祢市立美東病院長
村上 不二夫
 最近は折に触れ「地域医療」という言葉をよく耳にします。地域医療って一体何でしょうか。私なら、百聞は一見に如かず、私たちの病院を見てくださいと答えます。当院は近くに秋芳洞、秋吉台があり、また道の駅"みとう"もありますのでドライブの際に是非お立ち寄りください。道の駅からは車で1,2分程の少し高台にあります。途中に高い建物はありませんので、道の駅からタイル張りで瓦葺屋根の瀟洒な当院の全景が見渡せます。なんとなく、田舎に行くとよく見る風景が思い浮かびそうですが、まず地域医療を考える初めに、こうして病院と地域との関係を見ることから理解が始まります。
当地は有名な観光地であることから、観光産業と農林業に支えられて、多くの住民が暮らしてきました。しかし、一方での都市化による人口の都市部への移動と他方では産業の変化により、人口が減少しながら高齢化してきているのが実状です。
病院の紹介が少し寂しくなりましたが、要は地域医療はとは定まったものではなく、社会や地域の情勢、住民の動向により、私たちが提供する医療の中身も変わるのは至極当然のことです。
政策的にも高度先進医療は都市部の病院でおこなうのは当然として、我々は住民と高次医療の間をつなぐ医療を提供すればよいわけです。つまり、難しい手術や高額な検査機器、専門性の高い知識が要求される場合は紹介します。住民とくに若い人達が朝働きに出かけた後の昼間人口を構成する住民の多くは高齢者と子供です。高齢者は有病率が高いわけですから、我々の病院で慢性疾患のみならず、急な事態の発生にも対応しながら、必要とされる適切な医療を提供するという点で、美祢市が掲げる「安心、安全な街づくり」政策において医療面を担当する役割を担っております。
しかし、一口に高齢者の病気といっても、ありふれた疾患から稀な病気まであります。高齢者の願いは「自宅から近い病院で診てもらいたい」なので、必要に応じて適切な医療を提供しておりますので、結果的には非常に幅広い医療を提供しておりますし、実態は救急から重症患者の受け入れ・治療までおこなっており、業務の内容は非常にバラエティに富んでいます。
他方病院の運営については職員抜きには考えられません。経済的な要因や社会の考え方も病院職員のあり方に大きな影響を与えます。また地域医療として時代や社会の変化に合わせて形態変化を実現しようとしても、開業医の一方的な要求や、救急病院を標榜しながらその実救急をあまり受け入れない救急告示病院の後始末まで、「押しつけられた」医療なども加わり、運営は困難なことが多くなります。
都市部では医師不足は少しずつ解消される兆しが見えてきていますが、而して地域医療は恐らくは最後に残る形で徐々に医師不足問題に対応が可能になってくるでしょう。
以上のように時代の要請は複合的な形を要求しておりますが、経済的な面においても業務面においても十分な対応は難しいのが現状ですが、我々に真に与えられた命題は地域住民に持続可能な医療を提供することであると考えています。
人が住むこと、暮らすこと、働くことにより社会が形成されています。その営みが街を形成します。健康という面で、医療面から私たちは「安心・安全な街づくり」をサポートすることをお約束します。
最後になりましたが、どうか住民の皆さまのご理解とご支援を賜りまして、当院を一層発展的に成長させていけるよう努力をしていくつもりでおりますので、どうか宜しくお願い致します。

 
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